ABOUT
てくてく
日和
<story>
『―――私が、この町を案内するんですか?』
東京のとある寺町、柚子町。
中学1年生の少女・朱堂有紀(すどうゆき)は、京都から越してきた少女・野島美和(のじまみわ)と出会う。
なりゆきで、有紀は美和にこの街を案内することになる。
街巡りの中で、ぎこちない関係だった二人は少しずつ親交を深めていく。
一見明るくふるまう有紀だったが、美和はその表情にどこか影を垣間見る。
彼女には誰にも言えない大きくて小さな『悩み』があった。
"Will I be showing you around the city?"
Story occurs in Yuzu_cho, old town in Tokyo.
Yuki is a girl who lives in Yuzu_cho. She meets Miwa, a girl who moved from Kyoto in western Japan.Yuki gets to be showing Miwa around Yuzu_cho.
Suddenly they become closer. Yuki looks cheerful, but Miwa perceives that Yuki is anxious about something in her mind.
Yuki has an anxiety that she can't tell anyone.
<about tekutekudays>
「てくてく日和」は思春期の子供たちの自意識=日常の物語である。
この作品のテーマは正に”日々を生きていく子供達の自意識”についての物語です。
この作品の主人公は中学生です。正に僕自身中学生時代は一番混乱していた時期だったと記憶しています。
何よりも僕自身、早く大人になりたいと一番思っていた時期です。幼いながらも自我とプライドが高まっていく中、自分が空っぽなのかもしれないというもやもや感に一番苛まれていたのではないかと思います。正に主人公 朱堂有紀は抑えられない自我を抱えた状態で物語ははじまります。
朱堂有紀は特別な存在ではありません。どこにでもいる”普通”の女の子です。
そして、彼女を取り巻く日常もまた”普通”なのです。でも人間は常々自分の人生に意味があると信じています。自分は特別でありたいと信じてやまないのです。彼女の表情は”あいまい”です。これは意図的にアニメーターと長いあいだ話し合い、作業積み重ねて作ってきました。
この”あいまいさ”が見てくれる皆様に最終的にどう映るのかは非常に楽しみな部分です。
作品内での有紀の表情には全てを詰め込みました。
喜怒哀楽全てです。だからこそ彼女表情は表面的には”あいまい”になるのだと僕は考えています。
朱堂有紀からみた”世界=社会=日常”がこの作品の全てです。
そして彼女は皆が思うように”自分の人生は特別な意味がある”と祈りも含めて信じています。
監督 ヨシミツ
「てくてく日和」はヨシミツを代表とする映像制作集団”INTERFACEDOGS”によって制作されるオリジナルアニメーション映画です。業界・業種の垣根を越えて新しいインディペンデントムービー制作の現場を目指します。
Charactor
須堂有紀:すどう ゆき
13歳。柚子町に憩いの場、定食屋『竈猫』主人幸四郎の孫娘。
幼い頃から父親が単身赴任、母親が雑誌編集長として多忙などが理由で事実上、祖父との二人暮しに近い。祖父のやっている定食屋「竈猫(かまどねこ)」の手伝いをしていた為 大人との付き合いに慣れている。それ故に人付き合いは得意で、社交的かつあかるく友人も多い。そんな彼女の表情は最近どこか影を感じさせる。
野島美和:のじま みわ
京都から柚子町に越して来た少女。有紀と同じく13歳。
真っ直ぐな性格で空気を読まずにズケズケと物怖じせずに言う強さと頑固さがある。両親は不和が原因で別居している。父の離婚そして望まない再婚を理由に一時的に柚子町の寺(親戚筋)にあずけられることになる。引っ越してきたばかりのストレスで最初はふさぎ込んでいたものの、次第に街巡りを通して有紀と打ち解けていく。
山田朋子:やまだ ともこ
有紀の幼馴染。山田精肉店の末娘
幼い頃からバレエ一筋の活発少女。白黒さっぱりした正確な反面姉に甘える一面もある。小さい頃は引っ込み思案だったがバレエがきっかけで好奇心旺盛な子供になる。ノリも軽く小さいことは気にしない。逆に人に好かれようとする(甘ったれ)性質から八方美人になりがちな面も強い。あることが原因で有紀とは気まずい関係になっている。
Music
Chouchou –シュシュ-
「てくてく日和」Original Soundtrack
※情報の詳細が決まり次第、お知らせ致します。
COMING
SOON
Comment
-juliet Heberle-
私たちChouchouという音楽ユニットは、本当に笑ってしまうぐらい他のクリエイターとの交流がなくて、というのも二人の性格上、作りたい作品を極力自分たちの理想に近いものにするために、楽曲だけでなくや映像やデザイン等、ほとんど全ての工程を自分たちで行ってしまうことで作品を完結させることが多いため、こと制作においては本当に閉鎖的な二人なのです。
初めてヨシミツ監督から熱のこもったメールで作品へのお誘いを頂いた時、嬉しい気持ちと同時に、正直こんなに閉鎖的で誰とも協調性もなく活動してきた私たちが誰かの大事な作品に携わっていいものかという不安も感じました。お受けするなら責任を持って良い仕事をしたい、熱い想いで声をかけてくれた監督を後悔させるようなことはChouchouとしては絶対にしたくない、そんな気持ちがありましたが、監督と交わされるメールの中で、いつしかそんな不安は消えていったのを覚えています。監督には「この作品に関わりたい」、「一緒に作品を作り上げてみたい」、関わる人を不思議とそんな気持ちにさせる何かがあったからです。
そして実際、今日までこの『てくてく日和』という作品を通して監督と何度も交流を重ねてきてわかったことは、ヨシミツ監督という人は常に自分の理想とするものをきちんと描きながら、それを一緒に実現するチームとも呼べる他のクリエイターたちと交わることで生まれる化学反応や、相乗効果をとてもうまく取り入れて、変化を恐れることなく作品の可能性を最大限に広げることができる人だということです。先頭を切ってクリエイションをしながら、作品の方向性の舵をとり、作品に関わる沢山のクリエイター達と綿密に交流し、作品に対する理解や認識を深めながら監督自らチームをまとめ上げるという行為は中々容易なことではないと思いますが、そういった監督のもつブレない芯の部分と柔軟性が、私たちChouchouにとっては一緒に作品を作り上げていく上で大きな信頼と安心感に繋がっています。
もしかしたらある種の作品制作において、理想形に近いのではないかという気がしています。このヨシミツ監督を中心として、私たち含め沢山のクリエイターたちによって紡がれた作品が最後にどのような形で完成するのか本当に楽しみですし、そして5年、10年と経った後、観た人の心にどんな印象を残してくれる作品になっているのかを想像するともっと楽しみで仕方ありません。
今回音楽やモノローグといった形でこの作品に関われたことは、私たちにとって今までになかった変化をもたらしてくれた新しく大きな挑戦になったと思います。この作品とともに生まれた音や歌が、ただ作品に寄り添うだけでなく、この作品の可能性を少しでも押し広げる役目を果たすことができたのなら心から嬉しく思います。
-arabesque Choche-
初めててくてく日和の依頼を頂いてから、気づけばもう年単位で時が過ぎていってしまいましたが、その間に当初よりどんどん付随するものや技術や完成度が膨らんでいって、さらに完成が遅くなるというスタイルはまさにChouchouの制作工程と一緒だ!と最近気がついた、作曲のアラベスクです。
ある日綺麗なイメージイラスト数点と共に、ヨシミツ監督から「是非音楽を担当してほしい」との熱い想いが綴られたメールが届きました。
こんな素敵な絵に音楽をつけるなんてやってみたいなと思いつつも、依頼をされて曲を書き下ろすという事を悉く避けてきた僕には、時間内に依頼された曲を制作するなんて到底出来ないと思っていたので、一度はお断りさせていただきました。しかしその後何度も熱いメールを送ってくださり、僕も考えを改めます。
ここまで言って下さる方の依頼を断ったらもう一生人と関わって音楽を作る事なんて出来ないだろう、、と一念発起して制作に参加させて頂く事にしました。
最初の頃は「やった事ないけれど、一曲だけならなんとか出来るかもしれない・・・」そんなスタンスで参加させてもらっていたはずなのですが、気がつけば四曲新たに書き下ろし、挙句「絶対この曲ボーカル入れたら更に良くなると思うんですよ!歌詞も書くので歌入れさせてください!」とボーカル入りの曲までやろうと自分から言い出す始末。思い出してみれば子供の頃、パーティーが始まって最初の一時間はずっと机の下に隠れているものの、一度机から出ると誰よりも調子に乗って騒ぎ始めるアラベスク少年から驚く事に1ミリも成長していない自分に気づく事が出来ました。
しかしヨシミツ監督だって、決められた予定を淡々とこなして作品を作り上げていくわけではなく、イメージ素材を頂く度に大幅にクオリティが上がっていたり、作品全体の質感が洗練されていったりと、こちらをワクワクさせる事を次々と出してくるんです。
そうやって、お互いがお互いを驚かせながら何かが出来ていく、というのはまるで学生の頃に全く新しい事を友達と始めたような感覚に近くて、学祭の時の高揚感のような感覚を持ちながら、しかし誰もが他では作れない最高の物を作ろうと切磋琢磨して作品を作っていける事は本当に幸せな事だと思っています。
ものづくりをしていく上で、一番楽しい瞬間があります。
それは、自分たちが作った物を見て、聞いて「あーやばいねー」とか「いいねー」と言いながらニヤニヤする瞬間です。
てくてく日和の制作では、何度もそういう瞬間を経て、ここまでやってきました。
きっとこの先も完成までに一杯そういう事があるんじゃないかと思うと本当に楽しみでなりません。
でもそういう風に作られた作品は、必ず観る人の心を動かす作品になると思っています。
作曲からアレンジ、ミキシング、マスタリングまで、音作りの全てを担当する
arabesque Choche(アラベスク・ショシェ)
ボーカルを担当、アルバムのアートアーク、ビジュアルイメージのディレクションも兼任する
juliet Heberle(ジュリエット・へベール)
二人による音楽ユニット。
既存のスタイルに囚われない音作り、独特な世界感を持つMVの制作
月に一度の生放送など枠にとらわれない新しい表現を常に模索し続けている。
また劇伴(音楽)だけではなく主題歌の作詞をarabesqueが担当。
作品世界を表象するモノローグ(声)をjulietが担当し更なるふたりのイマジネーションによって
「てくてく日和」の世界が描かれる。
official site: http://chouchou.cc
rabel site: http://ulula.la
Trailer
Tekutekudays interfacedogs demo reel ver
Tekutekudays pv 2019
Main Staff
原案・監督・演出 富田喜允
キャラクターデザイン原案 山本崇一郎
助監督 谷元麻祐
キャラクターデザイン Team Inubue
デザイン協力 東田基
衣装デザイン トマト/あられ
総作画監督 宮 かなえ
作画監督 シワスタカシ
美術監督 酉
キャラクター色彩設計 富田喜允 もとざきみお
動画監修 奥隅雅予
イメージボード イワノフ
音楽 Chouchou(Ulula Records)
音響演出 Hiroaki
音響制作・キャスティング 平田実(エイ・クラフト)
脚本・制作協力 サイキアンナ
KeyAnimator
浜崎博嗣
堀内博之
シワスタカシ
あべたくじ
宮かなえ
金子志津枝
岡田夏実
中戸崇広
橋本おさむ
留井寺万里男
東田基
あられ
馬場あるみ
砂ガワ
内藤
In-Between Animation
奥隅雅予
渡辺恵子
Background Art
酉
IZUMI
佐倉 創
BAKU
シロメシ
and more...
※情報公開許可の確認が取れ次第随時追加します。
Cast
Coming soon
※契約の性質上、本編アフレコ終了後に
発表いたします。お楽しみに。
STAFF/CAST
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